現在日本国内で何かしらの痛みを抱えている人口は約7割!
代表的な腰痛は3人に1人が抱えているとされています。
これらの痛みやしびれを抱え病院へ行くと皆さんは何と診断されますか?
しかし、それは大間違いです!!
下記に示したのは神経細胞の図です。
この神経細胞がいくつも繋がりあい感覚を脳まで伝導しています。
例として電線をイメージしてください。
この図の通り、 発電所で作られた物 (電気) を家に届けるのが電線の役割です。
この電線に何かがぶつかり傷がついたとき、 おうちの家電はどうなりますか?
テレビに変な動画が流れますか? エアコンの冷房が勝手に暖房になったりしますか?
そんなことが起こる訳もなく電線が傷つくと電気が使えなくなる。
つまり停電します。
電線自体には電気を運ぶ働きをするだけでなにか別の障害を出す機能がないからです。
私たちの身体の中でその電線の役割をしているのが 『神経』 なのです。
こう考えれば電線である神経が痛みやしびれを出すなんておかしいと解ります。
(ちなみに、 神経が切れた場合に起こる症状は身体を意識的に動かすことができなくなったり、
触られた感覚がなくなるなどの症状を呈する 『麻痺』 が起こります。)
私たちが患者様に治療前の聴取をさせていただく際とても多いお話が医者に骨がずれていると言われた曲がっているからもう治らないと言われた、 手術と言われた、というものです。
しかし、ご高齢の方で腰が大きく曲がっても痛みなく生活されている方もいらっしゃいます。
医療の常識で言えばもし骨がゆがんだことで痛みが出るのなら、その方はもうすでに寝たきりの状態になっているはず・・。
つまり、円背などのように身体のアライメント (姿勢) や骨形状が変化していても痛みがない場合があり、 逆に全くアライメントや骨形状に問題がない方でも痛みを抱える方がいる。 というのが現実だということです。
しかし、治療するために一番考えなければならないのがなぜ、骨が曲がった (歪んだ)のか?
だと私は考えます。
なぜならそれが95%の痛み・しびれの答えだからです。
つまり、 アライメントや骨の形状を変化させる力は骨自体にはなく、その原因の多くは筋肉なのです。
筋肉以外でも内臓の位置変化 (手術などにより) やその他軟部組織の変化が引き金となる場合もありますがこれらに関しても大きな成果を出しています。
トリガーポイントとは筋肉の中にできたしこりです。
そして驚くことにこのトリガーポイントは痛み・しびれ・こり すべての原因となります。
ですからほとんどの身体の症状はこのトリガーポイントが感じさせているのです。
トリガーポイントは簡単に言えば筋肉の傷跡です。 日々の生活の中で筋肉を使えば必ず形成されるものです。
そしてその傷は本来なら身体自身が持つ自己治癒力で問題なく治癒していきます。
しかし何かしらの原因 (※1)で自己治癒力が弱まり上手に治癒することができなかった傷がしこ
りとして筋肉内にとどまることで痛みやしびれを出す原因となっていくのです。
(※1): 疲労や体調不良 反復的な動作 長時間同じ姿勢 生理的因子 (ホルモンバランスなど)
体質的なもの 骨折・手術などの瘢痕、傷跡など様々な要因があります。
当院では揉んだりバキバキと矯正をしたりすることは一切ありません。
主に使用するのが KKR 法です。(その他数種類の治療法も使用)
これは罹患部位(トリガーポイント) と治療点(トリガーポイントを治療できる身体の部位) をおさえて連鎖を断ち切っていく治療方法です。
施術を受けている患者様はただ触れるだけの治療法に最初は驚かれますがしっかり効果を実感
頂いています。
治療は痛いですか? というご質問を度々受けますが、安心してください!
治療での痛みは身体にとってマイナスな反応となってしまうため強い痛みを出さずに治療を
行います。 (トリガーポイントを探す際罹患部を圧迫し多少の圧痛を出しますが軽度です)